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PX-5Vへの買い替え度
PX-5Vへの買い替え度_f0158244_15361772.jpg エプソンから貸してもらっている試用機のPX-5Vをようやく開封しました。
 もしかして,ビリ?(笑
 設置して,動作確認用のプリントまで作りました。
 そっちの方の記事は,画像のまとめなどがあるので,きょうは見送り。



 さして試してもいないうちから,書くのもなんですが,早いか遅いかの違いなので,もう書いちゃいます。今回は最初から話が見えているので,いいでしょ。
 新しくこの手合いのプリンタを買う方はともかく,買い替えの場合は,こんな↓感じだと(今のところは)当方は思っています。

 PX-5600をお持ちならば,買い替えの必要はない。
 ただ,インク容量が大きくなったことやA3ノビのローディングが変わったことなどにメリットがあるなら買い替えの対象かも?
 PX-5500をお持ちの場合は,買い替えによるメリットが多いかも。
 しかし,インクカートリッジが大きなったことによるデメリット(半年~1年のスパンで見た時,多くの印刷をしないなど)があるなら,無理をしてまで買い替えなくてもいいような気がする。
 PX-G5300などの光沢系顔料機をお持ちの場合は,光沢感の違い,雰囲気の違い(落ち着いた色合いになる),作業手順の違い(機械任せに出来ないので自分で色合いをコントロールする必要がある)を知った上で買った方が良い。

 これらは,5Vのブロガー向け発表会で話を聞いてきた時から思っていることです。

 5Vの特長とそれに対する当方の見方↓
1.階調豊かな顔料K3インク
 5500,5600もK3インクなのは同じ。
 (同じK3インクだから言って,インクの成分まで完全に同じとは限らない)
2.ビビッドマゼンタインク 再現が難しかったあの色域まで
 5500にはなかった。
 5600にはある
3.論理的色変換システム「LCCS」
 5500にはなかった。
 5600にはある
4.最小インクサイズ2pl
 これは,5Vだけ。
 しかし,実際に紙プリントしたものを見る時,これにどれほどの意味があるのか?A3ノビのような比較的大きな用紙の場合,ある程度,離れて見るわけで,顕微鏡での拡大写真のようにハッキリするのかね?
 また,全弾2plじゃない。MSDTだから,2pl・3pl・7plを使い分けて印刷する,が厳密な言い方になる。
 なお,5500・5600の時は,3pl,7plだって。光沢系顔料機は,1.5plみたいね。
 PM-4000PXは,そもそもMSDTじゃないのが,肝だったりして。
 この件は,今後トライしてみようか。
5.大容量インク&ブラックインク同時装着
 これも5Vだけ。
 画質には直接関係しないが,運用には大きく関わってくる。ただ,良いことばかりとは限らない。
6.前面手差し給紙
 A3ノビをよく使うなら,メリットなのかな?
 当方,年に数枚しかA3ノビで印刷しないので,ありがた味がよくわかりません。
 従来通りの給紙手順も残っているらしいです。
7.LCD操作パネル搭載
 ないよりは,あった方がいいのだろうが,5500・5600からの買い替え動機にはならんでしょう。
 パソコンとセットで使うのが基本であり,パソコン側でモニタリング出来ているので(このクラスの場合)LCD自体の必要性が低い。
8.有線・無線LAN標準対応
 これも買い替えの動機としては,弱いかな?
 これだけを目的に買い替えるなら,別売のユニットを買った方がよろしいかと。

 やっぱり,5500と比べると差が出るが,5600だとそれほどでもない。って感じです。
 PX-5600は,それぐらい(この価格帯では)完成度が高かったとも言えます。

 PM-4000PXをお持ちの方は,プリンタに一言ある方だと思ってますので,当方が外野からあれこれ申し上げる必要はないと思います。
 今回調べてみたら,PM-4000PXの性能維持部品保有期限は,2012/9/30となってました。まだ余裕があります。

 あと,発表会でも紹介があったフレーム剛性の説明がよくわからんです。ここ↓に書いてあったもの。
・PX-5V 画質の進化
http://proselection.weblogs.jp/epson_proselection_blog/2011/02/post-ca13.html
> 1.フレーム剛性の高剛性化
 凄そうなものを見せて,客をけむにまいてしまう。という(電機に限らず)メーカーの営業がよく使う手(笑
 一般的に,このような図示は表面温度の説明に使われるのですが,ここでは「一時的な負荷」だという。その他諸々,この図は謎多し。そういう風に感じた人間がいることだけを記して,それ以上は,長々と書かないようにしておきます。

 ちょっと気になったのは,これ↓
・PX-5V LCCSの威力をみた!
http://proselection.weblogs.jp/epson_proselection_blog/2011/03/post-68d9.html
 作例は5500と5Vの比較なので,LCCSがないか,あるか,その他諸々で,5Vの方がいいのは,当たり前。
 ところで,その前に紹介されていた作例も青だったのです。2例とも,青をモチーフにしているのは,ただの偶然?なんか,深読みしちゃうなぁ(笑
 それと,こういうのを見ていると,5600との比較になってなくて5500。持っていたのが5500という,ただの偶然?5500ユーザーに5Vをアピールしたいのか?とも感じたりして(苦笑

 あと,5Vになって,ヘッドとインクカートリッジが分離されましたが,ヘッド自体は従来品と同じ。(と言っていた)
 分離されているのはPX-5002と同じですが,今どきは,カラリオ(の上位機)も分離されているので,エプソン機としては一般的な機構とも言えます。

 (このクラスのプリンタを持っていなくて)新しく買うことを考えている場合は,エプソン対キヤノンになると思いますが,これは顔料インク対染料インクの対決になるので,一長一短があるので,お好みしだい。染料がダメだとは思っていません。どこを重視するか?ポイント次第になると思います。
 キヤノン顔料機のPro9500MK2は,エプソンに対して周回遅れのレベルなので,いかがなものかと。
 エプソン顔料機同士の同門対決になら,5V・5600(今なら価格メリットあり)とG5300になりますが,これも一長一短なので,用途・目的によって変わってくるので,使い方次第だと思います。
 G5300後継機ですが,そんなのエプソンに訊いても教えてくれる筈がないので,アタシにはわかりません。
 当方の勝手な想像では,光沢系顔料機を止めることはないと思っているので(期待しているので),5Vの筐体を使って,そう遠くない将来で出るんじゃないですかね?(ただ,グロスってチューブで送れるのかな?わかんないや)
 G5300後継機は,5600→5Vへの変化より,もっと大きな進化があるのではないか?そういうのを想像しているのですが,はたしてどうなるのやら?
 G930はカタログに載るだけは載っていますが一世代前のモデルです。G5300は,そんなことにならないで欲しいと思います。

(参考)5600の時の本田さんの記事↓
・【新製品レビュー】エプソン「PX-5600」
http://dc.watch.impress.co.jp/cda/review/2008/07/23/8856.html


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by rainbow-5 | 2011-03-06 23:37 | PX-5V試用モニター


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