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シグマ 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM 修理
シグマ 24-70mm F2.8 IF EX DG HSM 修理_f0158244_2115859.jpg シグマの24-70/2.8が不調になったのでメーカー修理に出しました。
 今回は,その記録。



 現象は,ズームリング作動不良。
 気がついたのは,今年(2012年)5月の撮影会。この日は,開始後,70-200や85などを使っており,24-70/2.8を装着したのは,しばらくしてから。
 ズームの35ミリ付近で,内部で板バネがひっかかるような手応えがあることに気がつきました。そのまま,やや力を入れて回せばズームは回転してくれました。当日は,使って使えないことはないので,そのまま使用を強行。
 休憩時間に確認してみると,感覚的には再現性は7割程度。必ず起きるわけではありませんでした。
 ズームは,広角側からでも,望遠側からでも,どちらからでもおきて,おおむね35ミリ~50ミリの手前ぐらい。
 動作そのものは機能してくれるので,使えるには使えますが,ひっかかりでそれなりの音もするので,このまま使い続けるのは,あまり気分のいいものではありませぬ。

 このレンズの稼働率は,実はあまり高くありません。レンズが悪いのではなくて,当方の使用範囲が極端に狭いため。
 モデル撮影会で,屋外ロケで,参加者が比較的少なくて...そういう限られた状況のみで使っています。こいつが不調でも,他の標準ズームがあるので,困ることはないです。
 とは言っても,このまま放っておくのも難なので,今回,修理に出した次第です。

 このblogで何度か書いているとおりで,当方はカメラ・レンズの修理の類は特別な事情がない限り販売店は経由させません。メーカーの修理窓口と直接コンタクトをとるようにしています。
 シグマ製品を修理として頼むのは,今回が初めてでしたので,ちょっと調べてみたら...
・サービス窓口は川崎のみ
・持ち込み修理依頼も川崎のみ
・川崎の修理窓口は,土曜日もやっている
・川崎となっているが,ほとんど東京のとなり
・標準的な修理料金は,Webサイトに書いてあった↓
・(シグマ)修理可能な製品と標準料金
http://www.sigma-photo.co.jp/support/repair/list.html
 24-70mm F2.8 IF EX DG HSMは,軽修理 8,925円,普通修理 13,335円,重修理 22,785円(税込)

 シグマでの修理は初めてのことで,どんなところにあるのか?受付対応の雰囲気などに個人的な興味があったので,郵送で送るのではなくて,他の用事のついでに川崎まで足を延ばして頼みに行く事にしました。
 川崎の様子は,ここ↓に書いてあったので,興味のある方は,こっち↓を読んでくださいませ
・レンズメーカー「SIGMA(シグマ)」が見せてくれた神対応に思わず感動
http://rocketnews24.com/2012/02/08/180780/
 受付などは,ほぼこの記事の通り。
 当方は,電車で行きましたが(途中,坂道があったりして)駅からは10分弱くらいでした。

 修理受付時の予定納期は10日間(暦ベース)。
 実際の納期は(持込み日を含んで)7日目に,修理を行った会津工場から代引で帰って来ました(運送業者は佐川急便)。
 修理票によるとズームのコロ(厚みのあるワッシャのようなもの)を部品交換したしたとのこと。

 伝票上は「普通修理」となっていますが,お代は8,925円(税込)となっており,これって標準料金でいうというところの軽修理じゃん(笑
 作業内容と料金の関係は,修理受付の際に係の人にシグマの内容について話を聞いて来ました。総じていうとキヤノンとほぼ同じという印象。
・軽修理 :外装を外さないもの
・普通修理:外装をはがせばみんな普通修理
・重修理 :落下・冠水など
 Webサイトにある標準料金は,工賃+(各々の修理区分における)代表的な部品代のMAXの金額としているそうです。従って,ほとんどの修理は標準料金内に収まるが,修理内容によっては標準料金を超えることもある。金額的なことが気になる場合は,修理作業着手前に見積りを出してもらって,進行の可否を伝えるのがいいでしょう。
 今回は,15000円以内の場合は,無条件で進行GO。15000円を超える場合は,電話連絡をしてもらうように受付時に頼んでおきました。
 運送代はシグマ負担と言っておりました。キヤノンで代引を頼むと1修理当り一律1000円程度かかりますが,この辺りはサービス拠点数の違いと思われます。もっともシグマとて修理料金の中に含まれていると見るのが妥当と思われますが。

 修理箇所はズームのコロ。
 これは,たぶんそうだと思ってました。キヤノンだとレンズの部位によっては,寸法違いのコロが予め設定されていて,現物合わせで調整したりすることもあります。今回の件が,どうなっているのか?詳細は不明ですが,それぐらい微妙な場合もあるところなので,ダメになることはあります。
 一般論としてはショックが原因になると思いますが,当方の場合は,先に書いた通りで,稼働率もあまり高くなかったので,そういう点では,やや残念な気持ちもないわけではありません。

 修理とは直接関係ないのですが,一連の作業で問題が起きるかもしれなかったのが,AFのズレ。
 当方のは,シグマで,いわゆるAF精度調整を以前してもらっています。シグマの修理工場で修理後に他の問題箇所がないか?点検をしてみたらAF精度がシグマ基準値と異なっていたので基準値に合わせられると困るわけです。ただ,作業によってはシグマ基準値に合わせるしかない場合もあります。
 この辺りの事情については,受付時に話をして,作業時に配慮してもらうようにしてもらいました。
 帰ってきてから念のため簡単にフォーカスの確認はしましたが,以前のようなズレは認められなかったので,ひとまず影響がなかったものと受け取っています。

 初めてのシグマ修理ではありましたが,これと言った不備や行き違いもなく,サービスレベルとしては満足感は高いものでした。

(2012.9.23 ヘッダ画像追加)
by rainbow-5 | 2012-09-09 23:12 | 機材・道具


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