CP+2017
f0158244_22444651.jpg 木更津の後は、パシフィコへ移動してCP+を見てきました。
 今回は、ヒコーキ見物のあとで時間もなく、見るものを絞りました。
 従いまして、カメコ活動はしていません。



 木更津へ行くので、CP+には行けないと当初思っていましたが、調べてみるとアクアライン ETC料金 800円は、今でもやっているんですって。
 それなら行って行けないことはないので、木更津をお昼過ぎに後にして、横浜へ。

 今年の第一目標はシグマ。
 発表になった4モデルは見た目のサイズ感を確認しただけで、実機には触っていません。ショーケースの試作機?を眺めた印象では、24-70/2.8 OSは、短い、太い。24-105/4 OSより、短いような気も?似たような焦点距離で、F4よりF2.8の方が小さい(=短い)とは、これいかに?
 100-400/5-6.3 OSは、想像していたのよりかなり太い。70/200-4クラスよりやや大ぶり?と思っていましたが、70-200/2.8よりは小ぶりという程度に見受けられました。SレンズなくてCレンズなので性能的には大きな期待はしない方がいいのか?150-600/5-6.3Cの設計手法でコンパクトにまとめたらしいので、性能的にも、そこそこ行くのか?

 主目的は50-100/1.8が1D Mk3で使えるか?
 ネットで見るハナシでは、DCレンズだけど、APS-Hの旧1D系やsd Quattro Hでも使えることになっていましたが、フードはどうなる?歪みや周辺落ちは?昨年(2016年)発売後から川崎に行って試したいと思っていたのですが、これまで機会がなかったものです。
 T&Tでの試用でしたので、ちゃんと確認は出来ませんでしたが(フード装着でも)ケラレはなし、歪みや周辺落ちも目立つ印象は受けませんでした。
 当方の勝手な想像では、Aレンズなので、設計に余裕があるのでしょうか?手持ちの17-70/2.8-4Cを1D Mk3に付けるとワイド側・望遠側共々ケラレて、周辺落ちも結構あります。DCレンズ=APS-H OKとは限らんです。
 時期的にみれば、sd Quattro Hより少し早いだけなので、開発は同時進行に近いと思われますので、非公式ながらAPS-Hで使っても支障がないようにしたのか?とも。

 第二目標は富士フイルム。
 Xシリーズの操作性の確認。
 軍艦部にダイヤルを多用しているのが外見上の特徴になっていますが、実用性という観点からみた時、例えばシャッター速度は中間シャッターは使えるのか?使えないのか?使えるなら、どう操作するのか?
 シャッター速度に関しては、中間シャッターは背面側のコマンドダイヤルで、シャッター速度ダイヤルとは非連動で、設定可能とのこと。
 う~む。
 アタシに言わせれば、だったら軍艦部のシャッター速度ダイヤルは、ただのお飾り。(特定条件下における)露出補正やISO感度設定も同じで、軍艦部に単機能のダイヤルを置くなら液晶パネルを置いた方が、よっぽど実用的だと思ったります。すなわち、キヤノンT90由来のレイアウトで、その考え方は、キヤノンだけでなく、ニコンでも、ペンタックスでも、実用性を重視するモデルでは、一般的になっているものです。
 富士のデジカメはミラーレスに限らず、以前のコンパクト機でも、独特の操作性を持っており、例えば、あっちを設定すると、こっちが出来ない。こっちをやるには、まず、あっちを終えてから...みたいなのが、あります。
 当方にとっては急ぎが効かない、という感じ。ファインダーを覗きながらシャッター速度やISO感度を変更する使い方には向いておらず、おそらく、一旦、背面液晶画面を使って設定値を入力する(変更する)ことしか考えていない模様。
 なんとな~く予想がついたことでしたが、やっぱり。

 それでは、どうして富士なのか?といえば、画像の色味に期待が出来ること。
 以前から書いている通りでキヤノンのピクチャースタイルは、どれも好きになれんのです。今回は説明員の都合からT&Tで試し撮りをさせてもらいました。
・X-T20+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS↓
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・(自前)1D Mk3+EF24-105mm F4 IS USM(I型)↓
f0158244_22461035.jpg

 各種設定値など完全に条件を揃えていませんので、イコールコンディションになっていませんが、だいたいの雰囲気は合わせているつもりです。(どちらもカメコ生成JPEGから縮小のみ。1D Mk3のピクチャースタイルはスタンダード。どちらもAWB)
 (この画像のサイズ感では、見極めできませんが)照明がトップライト気味なので、モデルさんの頬に影が出るのですが、富士の方が自然なつながりの影になっています。キヤノンの方が、これまで使ってきましたので、想像通りの薄汚い落ち込み。
 ヘアーやリップも、富士の方は、自然な感じになっています。キヤノンの方は、これもキヤノン機の普段通りの画ですが、ヘアーのカラーは赤味が強くなっており、リップも朱色っぽい印象です。(キヤノン機で撮った)写真をあげたモデルさんからヘアーやリップの件について、逆質問されたことは、一度や二度ではありませぬ。要は、モデルさんも気になる程、キヤノンの色味は不自然なのです。
 足元の緑も、富士の方が鮮やかな印象になっています。対するキヤノンの方は黄色転び。キヤノンの方は、RAW同時記録にしていたので、RAW現像でパラメータを変化させてみると、色温度をおおむね500K~700K下げてみると富士と似たような色合いになってくれました。当然、色温度を下げればモデルさんの顔は、青くなります。富士は、カメラ内の画像生成に際して、その辺りの調整処理を施しており、それがうまく行っているのだと感じます。
 当方がキヤノンに対して持っている(絵作りに関する)不満を富士は見事にクリアしている印象を強く持ちました。

 RAW現像は、専用の富士純正のパソコンソフトは今のところなく、変換ソフト等を介してシルキーピックスかAdobeのソフトに流し込んで欲しいとのことでした。
 ということは、システム全体でみた時、JPEG専用機の傾向が強い。説明員も、この件に関しては平身低頭。
 RAW現像を重視しているのは、人物用に使った際の色温度の調整が後処理で出来るから。
 AWBでも大きく外すことはないと思いますが、より良くしたいなら、後処理で色温度を変化させてみて、一番良いのを選びたいものです。これには、パソコン上でのトライ&エラーが必要となり、カメラ内RAW現像では、パソコンの代わりにはなり得ません。(作業自体は可能だが、作業手間がかかり過ぎる)
 シルキーなど他社のソフトに流し込むのも同様で、富士の考える色味とシルキーの調整パラメータがまったく同じ方向感で連携しているとは考えられず、後工程側で他社ソフトが交わってしまうのには抵抗感があります。
 フロンティアの画像処理を有する富士が、RAW現像ソフトを作ってくれたら、さぞかしいいソフトが出来ると思うのですが、なかなかうまくいかないものです。

 富士に限りませんが、ミラーレスシステムは、撮像素子がAFセンサーの役割もになっているので、原理的にAFのズレは起きない。これはデジタル一眼レフシステムにおけるライブビューでも同じことと思っていましたが、その通りだと。従って(他社の)デジタル一眼レフにあるAF微調整機能は、富士のミラーレスカメラには実装されていないとのことでした。仮にピントが合わないことがあれば、ボディ側の問題(例 フランジバック不良等)か、レンズ側の問題(例 偏心や片ボケ等)であり、それは故障となるとのこと。
 当方がEOS Digitalでさんざん悩まされているAFのズレから開放されるとは、天国のようであります。

 隣の芝生は青く見えるといいますが、その通りだと。
 色味もよい、AFもよい。されど、カメラの操作性は最悪で、RAW現像もなし。なんだかな~。
 (同列のものではありませんが)富士のカメラか?シグマのレンズか?となれば、現時点では、シグマの方に傾きつつある気配になってきました。
 というか、富士の自爆か?(苦笑
 また、そういう視点でみれば、富士といえども一長一短があるという当たり前の結論。

 会場の雰囲気は、これまで通り。
 ソニーブースは、間口を大きく開いた設計で、広く見せて、入りやすくさせる電機系展示会でよく使われる手法そのまま。ただ、会場案内図でみてもブース割はキヤノンよりあって、たぶんこれまでのCP+で、一番大きなブースだったのではないでしょうか?
 キヤノンは期待の200-600/5.6を最後まで出さなかった。やっぱり100-400に遠慮して出さないのか?シグマの100-400の性能次第では、EF100-400が喰われるので、逆にEF200-600/5.6を出してくるのか?
 ニコンは、新製品等は1件もなし。デジタルになってからは、製品寿命が短くなったせいか?毎年新製品を発表してきたと思いますが、これはフィルム時代には考えられなかったことで、デジタルも落ち着いてきたからそういうこともあるか、と思っていました。これはペンタやオリンパスも同じで、そういう点では、近年、稀にみる不作の展示会だったみたいです。
 休憩所で隣になった爺2人組は、赤字決算でリストラ断行となるニコンをたいそう心配しておりました。1期ぐらい赤字だって、大丈夫ですってば。
 東芝の半導体部隊が出展してました。今の流れから行くと、東芝の名前での出展は、今年が最後になるのでしょう。

●モデル 渡辺順子
●関連リンク
・CP+2013(2013.2.3)
http://rainbow55.exblog.jp/18539353/
・CP+ 2012(2012.2.14)
http://rainbow55.exblog.jp/17197124/
・CP+ 2011(2011.2.13)
http://rainbow55.exblog.jp/15501197/
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by rainbow-5 | 2017-02-26 23:44 | 機材・道具 | Comments(0)


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