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Lightroomでの色飽和
 PX-5600の実験で青のお洋服を処理した際にRAW現像ソフトで画像に極端な出方があったので,その記録です。



 キヤノンDPP
 部分切り出し(100%)↓
Lightroomでの色飽和_f0158244_21571985.jpg
 Adobe Lightroom
 部分切り出し(100%)↓
Lightroomでの色飽和_f0158244_21592153.jpg
 Lightroomの画像は,ほぼ開いた直後のもの。対するDPPのは,当方が処理をした後ですので,明るさや色味が違っています。今回は,それが問題ではありません。
 Lightroom方は,潰れています。この現象って「飽和」でいいの?

 シャープネスのかかり方が違うだろう,とか,明るさや色温度が違うだろう,とか,そういう突っ込みどころはあるにせよ,これって,極端すぎると思います。
 この100%切り出しは,現像ソフトからTIFFファイル出力(sRGB,8ビット)した画像をPhotoshopでカットしてJPEG化しています。つまり画面のキャプチャーではありません。

 「これって,画面は等倍だから,わかってしまうけど,L判のプリントなら,バレないか?」と思い,PX-5600でプリントしてみましたが,1枚単品で見てもLightroomの方は,塗り絵のようで,変な感じです。L判ですら,この調子ですから,A4なんて,試すまでもありません。
 衣装がビニール素材の場合は,こんな出方になることもありますが,それはそれで素材の雰囲気という感じになりますが,これは,どうみても変。
 念のため,Lightroomから色空間をAdobeRGBへ変更して,それをプリントしてみましたが,sRGBと同じ結果でした(笑

 Lightroomのパラメータで,ブルーの彩度を下げてみると,いくらか生地の感触が出てきました↓
Lightroomでの色飽和_f0158244_2205954.jpg
 って,ことは,これは,飽和でいいのか。
 他のパラメータも,いろいろ調整すれば,DPPに近づけることは出来るかもしれませんが,DPPは,そんなことしなくても,最初から出ています。

 誤解のないように,一応,書いておきますと「だからLightroomはダメだ」とは思っていません。
 おのおの一長一短がありますから,状況に応じて使い分ければいいと思っています。当方の現状は,人物→Lightroom,人物以外→DPPで,まず試みます。試みて,どうしてもマズイところがあった場合は,次候補を試します。ここで折り合いを付ける感じですかね。さらに,次,その次,そんな風に進めることは,滅多にないです。それをやってしまうと際限がなくなりそうです(笑
 これまでも,こういうことは,なかったわけではありませんが,極端な例だったので書いておきました。
by rainbow-5 | 2008-07-06 22:05 | 撮影実験


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