キヤノンにお願いしていたピント調整一式(EOS-1D MarkIII+手持ちボディ+手持ちレンズ)が,週末,戻ってきました。
この後,結果の判定が,必要なりますが,ここまでのところで気が付いたことを書いておきます。 ●ベストピント調整 修理票にも「ベストピント調整」というタームで書かれています。預かり伝票も,このターム。 以前,1D MK2で,同じ作業をお願いした際は,このタームは使っていませんでした。修理票に残っているタームも「ピント精度調整」となっています。 調べてみると英語では「best focus adjustment」と呼んでいるので,ベストピント調整でいいのかもしれません。 それとも,AFマイクロアジャストメント機能が付いたので分けるために,ベストピント調整で統一になったのか? ●処置内容 これも修理票に書いてあるタームの問題ですけど「できる限り調整致しました」ばかり(笑 なんか,言い訳くさい? ●依頼内容を記した書面 キヤノンへ対して作業内容を指示した書面を付けることが多いのですが,これまでは,その書面は返却されてきました。 今回は,返却なし。 書面はパソコンを作っていますから,控えは手元にありますので,戻ってこなくてもそれ自体は支障はありません。 ただ,これまでの慣例と違っていると気になってしまうものです。 この件についてキヤノンが言うには「確かに以前はそうしていた。ただ,返却すると失礼と感じるお客様が多いので,今は返却しないようになった」。 ふ~ん,そうなんだぁ。当方,どっちでもいいし,無礼とは感じたりしませんけどね。いろんな客がいるもんだね。 ●シャッターボタンのストローク調整 1D MK3は1Vに比べるとストロークが明らかに深い。 ここでいう「深い」というのは,押し込んでいっても,なかなかシャッターが落ちないという意。 調整パターンには,いろいろあってキヤノンのサービス窓口氏が「プロの方の場合,様々な用途があるので,それに応じるために10種類ぐらいの部品を用意してある」と以前,話しておりました。アタシ,アマですけど(笑 半押しが利き始めるまで,シャッターが落ちるまで,シャッターが落ちて底まで行くつく。それぞれの長さの組合せで部品があるとのこと。極端な話,半押しは利かないで,すぐにシャッターが落ちるのも可。 当方のに,どの部品が使われたのか?定かではありませんが「半押しが利く範囲で一番浅いもの」と指示して,その通りになって帰ってきました。 EOS-1Vは,標準で,今回の調整後のフィーリングに近いと思いますわ。 EOS-1D MK2も標準では深かった。MK3も同様。EOS-1D(初代)は使ったことがないので不明。おそらくEOS-3も1V同様に浅いフィーリングだったと思います。 よって,比較的最近のデジ機は深くしているという感触。 流れから行くと,浅いストロークを嫌うユーザーが多いということなんですかね。 ●ベストピント調整の光源は太陽光(もしくは,それ準じる) こんなの指示するのは,当方ぐらい?笑 以前,1D MK2でピント調整をして貰った際に,揉めた件。タングステン電球で調整してもらっても,当方の場合,タングステンを使う機会は限られるのです。なにを基準にするのか?と問われれば,太陽光ということになります。 たぶん,色温度になると思われますが,光源によってAFの位置は前後します。 EOS 40Dでは,AFセンサーに光源検出センサーを装備するようになりました。たしかグリーンとマゼンダだったかな?これによりピントの位置を補正しようというわけ。 ん,じゃ,ニコンはどうなのよ?って,ニコンはメーターがRGB測光なので,その情報を活用すれば,シャッターが落ちる前に,おおむねの色温度は,わかっているハズなので,それでAFを補正することが出来るハズ。当方,ニコンに詳しくありませんし,書いたものも見たこともありませんが,たぶん,このルートを使っているとみています。 つまり,キヤノンが40Dで先行しているのではなくて,ニコンより遅れていると当方には思えるのです。 あと,キヤノン幕張の技術と話した際には,ピントチェックの光源に蛍光灯は使わないで欲しいとの事。 ●レンズの片ボケ 片ボケの疑念のあるレンズを調べてもらったが,どちらも,シロの判定。 何年かに一回,全レンズの具合を確認する機会になるので,そういう視点では,ピント精度確認のためにテスト撮りも悪くないかと(苦笑 こういう機会でもなければ,チャートで試し撮りなんて,やらんもんね。 ●300/2.8,500/4.5の部品 すでに補修部品期間切れになっているので,修理は出来る箇所,出来ない箇所あり。 マウント,接点ブロックは,両レンズ共,現行製品のIS付と共用なので,部品はある。 ●カメラのストラップ ひとまず1D MK3に付いてきたネックスストラップを付けましたけど。 サービスから帰ってくると,当方が付けた時と逆方向に(苦笑 そうだ,MK2の時も,そうだったっけ。あの時は,戻ってきてから,付け直したっけ。 たぶん,サービスでは作業上の都合からストラップは一旦,外すのだと思われます。作業終了後,返却前にストラップを付けるのだと推測してますけどね。 もう,今回は,いいです。キヤノンサービスから戻ってきたままで使うことにします。 本件とは違いますけど,その昔,ニコン→キヤノンに乗り換えた時,取説に載っているストラップの通し方が,逆になっており,ビックリしたことがあります。こんなところまで,ニコンとキヤノンは,逆なのか! 【追記】(参考)2008.6 EOS-1D MK3ベストピント調整のリンク↓ ・Speed Master(2008.6.7) http://rainbow55.exblog.jp/8312826/ ・ベストピント調整の方法(2008.7.26) http://rainbow55.exblog.jp/8707365/ ・ピント調整後のピントテスト(2008.8.1) http://rainbow55.exblog.jp/8753806/
by rainbow-5
| 2008-07-20 10:06
| AFピント関連
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