以前,未対応機のPX-5500で試みた小顔補正です。(挫折した時の模様)
PX-5600は,小顔補正対応機ですから,今度こそ試すことが出来ますです(笑 今回も,このクラスのプリンタで試すことに意味があるのか?疑問ではありますが,どんなものなのか,当方の興味からやってみました。 対応ソフトは,EPSON Easy Photo Print。これ以外のソフトでは,出来ないようです。 ということは,小顔補正後をデータ出力することは出来ず,プリントアウトのみということに。 まぁ,いいです。 作例は,昨年のモーターの岬ちゃんにしました。 お顔の輪郭の写り具合いという点で,効果確認に,もっと適した画像はあるのですが,blogを含むインターネット上での画像公開に関して明確な許可をモデルさんから得ている方が限られるので,どうしても同じモデルさんになってしまうのです。 Easy Photo Printにおける処理の流れは,前回,挫折した時のとおりで,「画像補正→レイアウト調整の中」で「ナチュラルフェイス機能」ボタンを選ぶと,別ウィンドウ(カスケード)が表示されて調整を選択できるようになります。 適用量確認のために画像表示エリアを2面にすることも出来ます(オリジナルと補正後を表示)。 作例は縦位置撮影です。この画像をそのままEasy Photo Printで使うとペーパーイメージなので長辺方向優先のみの表示しか出来ません(=横位置で表示)。これですと正体にならないので,見た目の印象が,ちょっと違ってしまいます。今回は,元画像を縦横変換することで対処しよう考え,RAWデータをキヤノンRAW Image Taskで処理し,Easy Photo Printで表示させましたが,横位置のまんま(笑 仕方ないので,不本意ではありますが,RAW Image TaskでTIFF出力した画像をPhotoshopで読み,縦横変換のみ行った後,JPEGで出力しました。 このJPEGのExifをみると,やはり若干項目数が減っています。ただし,CRタグはCR:0で残っています。Easy Photo PrintはExif Print対応となっていますので,出来ることならRAW現像ソフトでも,カメラJPEGと同様のExifを付けるRAW Image TaskのJPEGを使いたかったのですが,今回は断念。 ただ,Photoshopを経由してしまったJPEGでも,Easy Photo Printの挙動には影響がなかった印象を得ています。 上の画面にある通り,小顔補正量はスライダーで0~5まで調整が出来ますが,最大適用量の5を選んだ時の第一印象は「これ。岬ちゃんじゃない」笑 5を選ぶと,こうなってしまうので,頃合いの加減としては,これがMAXでしょう。これ以上やってしまうと,別人になってしまう可能性大。 自分でスライダーを動かして効果確認をすると,挙動は,わかるのですが,キャプチャーで貼ってしまうと,わかりにくいかと思います。 オリジナルイメージ(適用前)と補正イメージ(適用後)を合成したのが,これ↓ 適用前後のキャプチャーをPhotoshopで重ねて,透明度を50%にしてみました。(完全に重なり切っていないので,ピンボケ臭いのは勘弁。) 目より上は,変化しません。目も,変化しません。目に変化を付けてしまうと,印象が激変してしまうためだと推測します。 目の脇の辺りから輪郭を小さくしています。そのまま下がっていって,首も長くします。首の下付近で変化は終息しています。 口や鼻は,それ自体を全体の移動量に応じて動かしている感じです。つまり,それだけをさらに小さくすることはしていない感触。 この作例ですと,ネックレスが2本ありますが,上側のネックレスは変化していますが,下側のネックレスは変化がほとんどありません。この辺りが境目だと思います。 他の画像も,何枚か試しましたが,ほぼ同じような範囲で補正を行っている印象です。 拡大率を少し上げたもの なんか,キャプチャーは,色味が薄いなぁ?少し青い? 元画像は,もっと,ちゃんと色乗りがしているけど... キャプチャリングは.BMPファイルで,sRGBプロファイルを後から適用しているからか? 今回は,小顔補正の検証が目的なので,その件はスルー。 それと,美白補正というのがありますが,画面上で試みた感触では,あまりよろしくないです。 って,いうか,この作例の場合,RAW Image Taskで,ある程度自分の好みで調整済みですから,それ以上,いじられても良いと思うわけがない。この作業の流れの場合,調整ポイントの違いになると思います。 JPEG撮りっぱだったら,効果があるかも? 画面で状況はわかりましたので,実際に印刷。(エプソン写真用紙<光沢>,A4,オートファイン使用) (1)小顔補正なし (2)小顔補正:5のみ (3)小顔補正:5 美白補正:5 (左より(1)・(2)・(3)のプリント。厳密な比較用ではない。状況のイメージ写真) まずは,小顔補正による画像劣化を確認。(1)と(2)の首まわりもチェックしてみましたが,影響は受けていない感じです。その点は,自然な感じになっています。A4で,これですから,A3でも大丈夫な気がします。 (2)だけを見ても,効果の程は,今ひとつ実感できません。モデルさん自体のフェイスが,そんな大きな方じゃないですからね。仕方ないのかも。 (1)と(2)を隣り合わせにすれば,効果確認はできます。 (1)と(2)をやや離して見比べてみると,(2)の方は,アタマも含めて小顔になっている印象を受けます。補正処理は,頬~あごにかけて行われているのですから,全体で小さくしているわけではありません。なんか,不思議? (2)を見た後に(3)を見てしまうと「顔だけポートラ」そんな感じです(笑 この2枚を並べてみれば,手もいくらか明るくしているように感じますが,顔ほどではありません。カウンターの黄色も,わずかに違っているように見えますが,インクジェットプリンタなので,誤差のレベルかもしれません。ヘアーも一部だけ,やや明るくなっているように感じられますが,気のせいか? お洋服や背景は,同じに見えます。 美白補正量最大の5にしてしまったので効きすぎかもしれません。表情の立体感は,明らかに悪くなっています。 あと,ナチュラルフェイス機能(小顔補正・美白補正)は,人物が見つからない(≒顔認識NG?)と適用されません。 当方が試したところ,何枚か,認識できないことがありました。そのEasy Photo Printが人物認識が出来なかった画像をフジのFinePix Viewer for Windowsで顔検出を試みると,おおむね検出することが出来ました。逆はありませんでした。(両ソフト共々検出不可の場合はあった) 変化の程は十分にわかりました。 小顔補正は,ベースを変えてしまう程の補正量でないので,補正後の1枚だけを見た場合,使ったのか?使ってないのか?よくわからない程度です。このソフトの主旨から行くと,これでいいのかもしれません。 ただ,当方が使うとすれば,どんなものかと(笑 どうせやるなら,もっと大きな変化だよね。まぁ~,用途・目的が違っていると思いますけどね。 この小顔補正とは,かけ離れてしまいますが,広告の世界では,これぐらいの変化は当たり前↓(らしい) http://jp.youtube.com/watch?v=iYhCn0jf46U Dove(ダヴと読みます)公認ムービーらしいッス。 当方が撮らせてもらうモデルちゃんも,このムービーは知っていることが多いので,女性陣の間では,有名かも?(再生回数 720万回)。 メイキングの中に画像加工処理が入っているのが,今風か(苦笑 スーパーやドラッグストアにある化粧品のポスターも,あきらかに画像処理を施していますもの。 アタシが行っている写真屋の副店長(♀)のお言葉↓ 「(化粧品のポスターの画像処理は)そうだよなぁ。あんな人間,いるわけがない」(キッパリ) と言っておきながら,そういうハナシを振ってみると,自分の写真(=副店長♀)をPhotoshopで加工してみたい様子。 それなら,フロンティア↓で自分で,やれっちゅーの(笑 スキントーンカスタマイゼイションソフト↓ http://fujifilm.jp/business/photo/minilab/f700/feature.html#h501080101 これ↑は700シリーズ。300/500系だと,そのものズバリ↓はないか。 http://fujifilm.jp/business/photo/minilab/option.html#h30102 (フィルムの)階調選択ソフトやプロフェッショナルスキャンソフトで試みるのか? フロンティアでも,小顔補正は,まだない様子。インクジェットでも,あっちは「自動写真補正(顔検出+肌色調整機能有)」と名乗る機能があるみたいですが,これも小顔補正まではやってません。また,そっちにいるアメリカンは,こういうのは考えていない様子。 何が言いたいかというと,比較が極端ではありますが,女性陣は,Easy Photo Printの小顔補正で満足するのか? この件は,これ以上,語らないことにしておきます。アタシ,男ですから。 「それなら,岬ちゃんにきいてみろ」って?そんな度胸も,アタシにはございません(笑 モデル 佐藤岬(第40回東京モーターショー2007)
by rainbow-5
| 2008-07-20 20:16
| PX-5600試用モニター
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