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筑波ロードレース選手権シリーズ 第3戦
筑波ロードレース選手権シリーズ 第3戦_f0158244_207358.jpg 先週の土曜日(8/2)は,筑波サーキットへ行ってきました。
 例によってEOS-1D MarkIIIのピント確認が主目的。
 白レンズ4本であります。



 この日は土曜日でしたが,レース開催日で「筑波ロードレース選手権シリーズ 第3戦」がありました。
 このレースは,国内最高カテゴリーの全日本ロードレースを一部とするなら,三部のレベルになるかと思います。関東系のプロライダーは,このレースを経験している人が多いです。少し前ですと岡田忠之,現役の世界GPライダーですと中野真矢や高橋裕紀なども,このレースに出ていました。
 もっとも,今は,見込みがあれば,かなり若くても全日本(125)に出して,その後,ヨーロッパのレースに送り出すようになってきましたので,以前ほどではなくなってきています。
 そんなことより,今回はピントの確認が目的なので,レースをやってくれれば何でもいいのですが(苦笑

 当日の天気は,薄曇~晴れ。湿度高し。
 望遠レンズ4本を一度に持ち出せないので,まずは300mm/2.8,70-200mm/2.8を持って撮影ポイントの第一ヘアピンへ向かいました。念のため一脚も持参しましたが,結局使わず。このレースですと,客はほとんどいませんし,ヘアピンで撮影している人も少ないので,フェンスを越えるための脚立はなくてもいいのですが,カメラを振っての連写の確認をしたかったので,脚立も持ち込み。

 第一ヘアピンの立ち上がり側で,まずは300mmで撮ってみました。
 今回は,ピントの状態及びAFの動体追従性の確認が目的なので,シャッター速度は,速めにしています。このシャッター速度ですと,タイヤも背景も止まってしまうので,絵としては面白くありませんが,仕方ないところです。
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 カメラの背面液晶で拡大してみると,そんなに悪い感じはしませんが,そこはキヤノン機のプアな液晶。信じていいような,ダメなような(苦笑
 うちに帰ってきてパソコンで見てみると,ちゃんとピントが来ていました。

 続いて,70-200mm。
 こちらも300mmと似たような感触。カメラ液晶では,サッパリ見当が付きません(笑
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 これも,パソコンで見ると,ちゃんとピントが来てました。
 もちろん百発百中とはいきませんが,かなり歩留まりはいいと感じました。1コマ毎に○×の判定をしていませんし,データ的にMK2と厳密な比較が出来るわけではありませんが,感覚的には,よくなっている印象です。

 この日のレースはクラスが8クラスありました。つまり決勝レースが8レースあるということです。
 切りのいいところで,ヘアピンで撮るのは終えて,最終コーナーへ移動しました。この撮影ポイントは,全日本クラスのレースですと,一般客の立ち入りは制限されてプレス専用になる場所ですが,このレースなら近づけます。それでも,ガードレールの脇までは入れません。そのちょっと後ろまで。
 ここでは,やや流して撮ってみました。
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 レンズは300mm/2.8です。ここでもガードレールをクリアする都合上,脚立に乗っています。よって一脚は使えません。
 ここで,次のレースがレディース部門になるので,この時間を利用して昼食。さらに駐車場へ戻り,500mm/4.5,100-400ISにレンズを持ち替えることにしました。こちらのレンズは,光線の都合もあるので,ダンロップ下で試すことにしましたが,駐車場→ダンロップへ向かうのにヘロヘロになってしまいました。場所は遠いし,機材は重いし(苦笑
 ようやくダンロップに着いて,土手のところで横になって,ようやく体力が戻ってきました。日影であることも幸いだったと思います。

 まずは500mm。こちらもシャッター速度は,速めです。
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 この場所も,脚立に乗ってフェンスをクリアしています。500mmですと手持ちで振ると重心が移動するので,思いっ切り振ってしまうと脚立から転げ落ちてしまいます。よって一回のシーンで撮れるアングルは限定されてしまいます。

 この手合いの動体予測ではカメラによって設計方針が異なるので,それを理解した使いこなしが必要だと思っています。
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 キヤノンの場合は,連続してAFフレームに収め続けること。1D系の場合は,AFのカスタム機能がいろいろあるので,その設定。この辺りがポイントでしょうか?

 500mmでの寄り
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 撮影距離は,5m以上10m未満という感じでしょうか。
 このレンズは最短が5mなので,5m以内ということはあり得ません。貼った写真は,一番寄ったものですが,この前のカットもピンは来ています。

 当方,この手の撮影でも,シャッターボタン押し放っしのいわゆる連写は滅多にやりません。デジでフィルム代はかかりませんから,連写でもいいのですが,案外,決まったシーンで撮れないものだからです。今回はテストで,連写もやってみました。MK2の時は,連写の途中で,一呼吸途切れたりしたものですが,今回は,そういうのはなかったです。
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 さらにMK3では,この様に遠ざかっていってもAFが追従します。MK2では,近付いて来るのはOKでも,そのまま遠ざかっていくとなるとAFが追従しきれないことが間々ありましたが。MK3では,その歩留まりが明らかに上がっています。
 今回は脚立を使っていましたので振りを大きくすることが出来ませんでしたが,この感触から地面の上で一脚付きなら,そのままAFが追従してくれそうです。
 ここ↑から100-400 ISです。

 高速シャッターばかりでなく,この場所では,流し撮りも試みました。
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 これ↑は,100-400 ISの260mm域,1/125のもの。これはブレていませんが,1/125になると歩留まりは落ちます。実例↓
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 こうやって比較してみえるとハッキリするのですが,こういうの↑は,ピンボケでなくて,ブレであることがわかります。機材のせいでなくて,自分の腕だということ(苦笑
 流し撮りのことは,いいとして,ピントの状態,AFの動体追従性共に申し分ありませんでした。暑い中でしたが,状況を確認できたので,よろしかったかと。

 最後の写真は,筑波サーキットのセーフティカーに使われているロータス・エリーゼ
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 今年(2008年)の東京スペシャルインポートカーショー(SIS)でも展示されていました。
 当方,今年の全日本で初めて見ました。それでSISの際に聞いたのですが,このクルマは市販車ではなく,レースバージョンのマシンとのこと。エンジンはトヨタ版であるが,Gタイプ(=ヤマハ製)とのこと。
 FRPボディ,ミッドシップエンジン,リア駆動,フロント/リア共ダブルウィッシュボーンサス。スポーツカーの見本のようなスペック(笑
 車高はヨーロッパほど低くないが,それでも,ちんこい。

 この日の撮影は,JPEGにしました。
 高輝度側・諧調優先機能も使ってみましたが,確かに効果があります。ただ,今回の撮影に限れば,ヒストグラム的に言うところの両端が欠けていることが多かったです。一見すると,ねむい画像になります。
 ハイライト側のねばりみたいのは感じますが,ちょっとなぁ...
 今回例示したカットは,カメラJPEG撮りっぱでなくて,Photoshopで軽く加工をしています。

 筑波サーキット変化点↓
・ウォーミングアップエリア
 S字側にコンクリートウォールらしきもの設置工事中
・ダンロップ
 外装改修工事中
・MCコーナースタンド
 たぶん塗装塗り直し工事中

 あッ,あと,キャンギャルは撮っていませんからね。ホントですって(笑
 あの暑さでは,女の子撮影用のレンズも,ストロボも持って行く気になりませんでした。白レンズだけで,じゅーぶんだす(苦笑
by rainbow-5 | 2008-08-09 20:17 | 撮影実験


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