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580EX I型修理 動作確認 その1
580EX I型修理 動作確認 その1_f0158244_21233290.jpg やられたー。
 修理帰りの580EX I型の動作確認をしようと,作業を始めたのですが,さっそく問題発生。
 結果的に,直ってしまったのですが。
 う~ん,これがキヤノン品質というものか?

 自分のメモ



 今回の動作確認は,調光量と色温度。
 ストロボのクセノン管やフレネルレンズ(=発光部パネル)を部品交換しているので,直近の状態とどの程度変化したのか?しないのか?

 いくら撮ってもフィルム代はかからない,デジのお手軽さで開始。
 メインとなるテスト用のチャートなどを置いて,ちょっと試し撮り。

 1枚目は,まぁ,光ってくれたし,カメラ液晶にも,それらしく写っていたので,まずはOK。
 調光補正量が+0.3になっていたので,2枚目は調光補正量をストロボ側でZeroにセットする。
 ファインダーを覗くと調光補正量が+0.3のまま。ストロボ側の表示はZero。

 うッ?!

 ストロボ側で調光補正量を上げ下げして,連動するファインダー内表示を確認していくと,調光補正量Zeroのところが+0.3になったまま。
 あらま?
 ストロボ側の問題?ボディ側の問題?もしかしたらレンズ?

 今では予備機になっている550EX,フィルムの1vも加えて,各々の組み合わせで,状況を確認。
 どうやら,デジの1D MK3のボディに原因ありの感触。(=他の組み合わせでは,正常動作する)

 1D MK3+580EX I型の組み合わせで,ストロボ側調光補正量+0.3,ファインダー内表示+0.3で,撮るだけ撮ってみる。
 カメラ液晶に表示された画像の調光補正量は+0.3。

 続いて,ストロボ側調光補正量Zero,ファインダー内表示+0.3のままで,撮ってみる。
 カメラ液晶に表示された画像の調光補正量は+0.3のまま。

 どちらの画像も似たようなヒストグラム。
 って,ことは,ファインダー内表示の+0.3のままで撮影されていることになり,ストロボ側調光補正量Zeroでは撮れないことに。

 状況はわかったので,カメラの設定やらカスタムファンクションを一通り確認。
 続いて,ストロボブラケット(=調光量で段階露出)を試みるが,やっぱり,調光補正量Zeroになる筈のところが,+0.3となってしまう。

 ここで,カスタムファンクションにある露出補正ステップ(=調光補正量に連動)を1/3→1/2へ変更してみる。
 今度もストロボ側で調光補正量を上げ下げして,連動するファインダー内表示を確認。

 すると,直った。

 (1/2ステップのまま)調光量を変化させて試し撮り。その後,露出補正ステップ1/3へ戻して,同様の確認をするが,現象非再現(苦笑
 このあと,あれこれやってみるが現象は再現せず。
 まぁ~,キヤノンだから,こんなものか?(笑


 ボディ側に原因があったのならば,ストロボの修理は,ただの偶然で,元々が変だったのでは?
 これは,考えられる。
 が,キヤノンの場合,ストロボ撮影で調光補正は多用するのだから,こんなことがあれば,すぐに気が付くハズ。
 修理前で,最後にストロボを使ったイベントの画像をチェックしてみる。
 すると,Exifに調光補正量Zeroで記録されている画像があったわ。
 こんなの↓
580EX I型修理 動作確認 その1_f0158244_21223356.jpg
 この状況でストロボが必要かぁ?そういうのは,いいとして(笑
 今回の現象が,以前からあったなら,調光補正量ZeroでExifには記録されないのだから,少なくとも4月中旬までは正常機能していたハズ。

580EX I型修理 動作確認 その1_f0158244_21233290.jpg
 貼った写真は,今回の試し撮り。ストロボ側調光補正量Zero,ファインダー内表示+0.3のヤツ。

 話は脱線しますが,この画像をRAW Image Taskでチェックして推定した色温度は,6300K/M2となりました。
 以前,ほぼ同じセッティングで実験した時は,5800K/M1でした。
 まだ,試し撮りなので,セッティングがよろしくありませんが,ひとまず,修理から戻ったら500Kも上がってしまったらしいデス。やっぱり。悪い方に出た。トホホ。

 そういうわけで,きょうの作業は,もう,あきらめ。
 ったく,キヤノンは...

モデル 渋谷じゅん(ハイパーミーティング2009)
by rainbow-5 | 2009-05-17 21:38 | 撮影実験


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