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日立マクセル・光ディスク自社生産を終了
日立マクセルがDVD-Rを含む記録メディアの自社生産を止めるそうです。
というか,この価格競争の激しい分野で,今でも国内自社工場生産を続けていたのは立派なものだと思いますけどね。
報道記事↓
http://www.watch.impress.co.jp/av/docs/20080304/maxell.htm

先日の東芝のHD-DVD撤退や三菱電機の携帯電話撤退など,大手メーカーでも,利益の出ない事業は断念せざるを得ないのでしょう。
それにしても,マクセルの撤退は大きいなぁ。当方,この手合いのものは,ずっとマクセル製品を使っていたんです。

日立マクセルは,その名の通り日立製作所のグループ会社ですが,おおもとは日立製作所の子会社が行っていた磁気テープ生産を,独立させて傘下に収めた会社です。日立製作所としては,日立の主力製品となっていく大型コンピュータ用磁気テープ(当時はオープンリール)・フロッピーディスクが欲しかったと聞いたことがあります。
日立といえば,一定の年齢の以上の方には「丈夫で長持ち」のブランドイメージがあると思いますが,コンピュータ用メディアでも,マクセルは,信頼性に長けたブランドだと思います。往年の日立本体の大型コンピュータを記録媒体の面で支えたのですから,いい加減な筈がありません。
当方の場合,古くは5インチのフロッピーディスク,3.5インチフロッピーディスク,3.5インチMO,CD-R,DVD-RWなど,ほとんどマクセルしか買ったことがありませんでした(太陽誘電からのOEMも,モノが同じか,どうかは別問題)。理由は,勿論,信頼性です。記録メディアは,何かのはずみで,ちょっとした問題が起きれば,たちまちすべてが読めなくなってしまうわけで「安いと信頼性」を比べれば,当方は信頼性を選んできたわけです。
そのおかげか,どうか,わかりませんが,メディアの読み書きで,大きなトラブルにあったことは,あまり記憶にないです。

> 築いてきた信頼のマクセルブランドの品質はこれまで通り
自分の会社は「丈夫で長持ち」であることを自覚している様子(笑
こんなの1年,2年頑張っても,到底手に入れることは出来ませんかね。何十年という中で地道にやって来てこそのブランドイメージです。

これで国内で生産をしているメーカーは太陽誘電ぐらいでしょうか?たしかTDKも海外生産委託に切り替わっていた筈。ブルーレイ・ディスクのような単価の高い商品は,ともかく,CD-RやDVD-Rのような単価の安いモノは厳しいそうな気配です。
今のうちにマクセルの国内モノを買いだめしましょうか(笑
先日,東芝が撤退を表明したHD DVDは,引き合いが急増しているそうです。高性能な機械が,投売り状態になったので,その手合いのマニアが殺到しているとのこと(苦笑

報道記事を読む感じでは,近年,マクセルの光ディスク事業は,どうやら赤字だった模様。
当方も,記録メディアを買う機会は,以前に比べれば随分と少なくなっていますからね。
国内自社工場の生産は終わっても,台湾メーカーへの委託生産は行うそうですから,店頭からマクセルブランドの商品がなくなるわけじゃないそうです。台湾メーカーへの委託生産をするにしても,自社工場で生産していたのと,同じ品質水準,検査基準で頼んで貰えればと思います。
by rainbow-5 | 2008-03-05 20:41 | 日記


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