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遮光フード
遮光フードというのは,モニターにつける,庇(ひさし)のようなもののことです。
市販品があって,こういうの↓です。(ナナオの場合)
http://www.eizo.co.jp/products/ac/detail/lcd_hood/
って,今,探してみたら,値段が以前に比べて,随分下がっています(笑
以前は35k¥ぐらいだったんですよ。ナナオの場合,プロ向け製品には,標準で付いていましたが,当方が今のモニターを買った頃は,FlexScanは別売でした。
ナナオのショールームで十分に観察しましたが,材料は金属で,ひっかけるフックが付いています。しかし,これに35k¥は,とても出せませんので買いませんでした。



「金があるなら,金を使え。金がないなら,頭を使え。頭がないなら,体を使え」とは,中村氏の言葉です。それに従って,当方は自作しました。
こんな↓感じです。(このページの一番下)
http://cweb.canon.jp/camera/cms/c2_2.html

当方の材料は,スチレンボード。
スチレンボードというのは,発砲スチロールの両面に紙を貼ってあるボードです。写真分野ですと,スタジオでの物撮りによく使われています。写真用というわけではなくて,模型とか,お店の店内ポップの掲示とかにも使われる汎用材料です。発砲スチロールなので,軽くて加工も楽です。
当方のは,たしか積水化学製だったと思います。購入は,近くの大規模ホームセンターの事務用品売り場だったのですが,最近,寄ってみたら置いてありませんでした。ところが,同じものが100円ショップのダイソーで「ダイソー カラーボード」(315円,税込,900mm×600mm,厚さ5mm)という名前で売られていました。これのいいところは,発砲スチロールも黒になっていること。普通のスチレンボードは,表貼りは黒でも,発砲スチロールは白なんですわ。
話は脱線しますが,100円ショップって,撮影に流用できる小物が格安で入手できるので,けっこう覗きます。今度,行く時は,そういう視点で店を眺めてみてもよろしいかと思います。

このスチレンボードをカッターで切って,ボードの貼合せには手持ちの製本テープを使い,パーマセル テープでモニターに固定しています。
パーマセルなので,それなりの強度もあり,はがしても糊が残りません。モニターキャリブは,数か月に一回行うので,その際は,一旦フードを外します。よって,パーマセルでの貼付けでも,適度に取って付けてがあるので,テープが付き放っしということにはなりません。(両面テープなどを使うと,半永久貼付けになる)
テープ止めなので,見た目の感じが,あまり感心しないのが難点でしょうか。

遮光フードですから,キチンと遮光出来ていないと意味がありませんし,自作ですので,軒長はどうにでもなります。ナナオ純正品は約20cmです。当方のは30cm(笑
ナナオの完全コピーをしたい場合は,上記ナナオHPに寸法図が置いてあります。
いくらテープ止めとはいえ,モニター背面の排気孔を塞いでしまうのはよろしくないので,排気孔を避けてテープ止めしています。
当方のモニターの場合,モニター上面等に排気孔がないので問題になりませんが,排気孔がある場合は,それを避けるように製作する必要があります。パソコン関連機器は熱に弱いので,自作する時は,そこだけ注意して下さい。

当方は材料にスチレンボードを使いましたが,薄手の段ボールをスーパーで貰ってきてもいいでしょう。作業に自信があるなら金属でもいいと思います。「フードは植毛じゃなくっちゃ」というなら内側に植毛紙を貼ってもいいと思います。モニターキャリブレターをお持ちでしたら,天井側にケーブル引出し用の穴があった方が,好都合かも。

前も書きましたが,モニターが写真画像を見る唯一の装置です。いいモニターを買っただけでは不十分で(調整や照明も含めて)使い方にも気を払う必要があると思います。
by rainbow-5 | 2008-03-10 00:58 | 写真関連メモ


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