FinePix Viewer for Windows
f0158244_2117561.jpg「FinePixViewer」は、デジタルカメラで撮影した画像をパソコンで閲覧、加工、プリントすることが可能な画像閲覧ソフトです。(富士フイルムの説明より)

 当方の場合,コンパクトデジカメ(F31fd)に添付されているソフトなんて,どうせ初心者向けだろうから,これまで関心がなかった。付属のソフトを使わなくても,JPEGなんだから他のソフトで見ることが出来るし,インストールしても,使わないしハードディスクの無駄だと思っていた。

 富士フイルムWebサイトを,ぷらぷら見ていたら,FinePix用ソフトのFinePix Viewer for Windowsの説明に,このように↓あった。
> 富士フイルムの70年にわたる写真技術やノウハウが凝縮された“Image Intelligence”の
> 画像補正技術を利用
> -自動画像補正機能、赤目補正機能、簡単顔ズーム機能を搭載。

 むむむ,これは,ミニラボ機フロンティアに使われている自動補正のようなことをやってのけるのか?
 がぜん関心が湧いてきた(笑



●インストール
 カメラ添付のCD-ROMからのインストール。
 富士フイルムWebサイトにはアップデータしかないので最初の一回目はCD-ROMからのインストールとなる。デジカメのソフトに,ありがちなパターン。商品の性格上,こうなってしまうのは仕方ないだろう。
 AUTORUNでインストーラーが起動。そのまま進めるが,インストール作業が長い長い。まずは,USBドライバが入る。InstallShieldのウィンドウが何度か起動している。AP to APで走っている模様。最後に入ったのは,ImageMixerなんとか。USBドライバといい,ImageMixerなんとかといい,あまり嬉しくない。アタシらは,本体プログラムだけ入れたいの。余計なソフトは,御免。
 USBドライバが入ってしまったためか?終了後は,Windowsの再起動となる。

●インストール後→最新版へアップデート
 Windowsログオン後は,DOS窓自動起動。うッ?何,やった?と,思っても,DOS窓は,消えてしまった。これも,いつものこと。
 ここで状況確認。2,3個のアイコンが出来てしまったのは,仕方ないとして,インジケータトレイに変なものがある。こういうのも嬉しくない。Exif Launcherというらしい。
 アプリの起動をして,動作を確認する。いきなりWebブラウザが自動起動。フジへの会員登録勧誘。こういうもの,全然,嬉しくない。
 インストーラーの流れも,そうであったが,訳知りの人間には,わずらわしかったり,怪しい感じだったりするわけだが,何でもかんでも,お節介的に勝手にやってしまうのは,対象としているユーザー層が,全然違うので,仕方ないところ。
 アプリの感触をちょっと見て,作動出来ているのを確認して終了。常駐ソフトのExif Launcherを止めて,アップデーター適用。適用後,またWindows再起動。

●アップデート後
 Windowsログオン後,またDOS窓自動起動。今度は2個(笑
 Exif Launcherとは,どうやら,カメラ→PCへ画像転送するための常駐モジュールの模様。LIGHTROOMにも,こんなのあったな。メーカーにしてみれば,サービスの一環として,こういうのは,必要なのだろうが,当方はカードリータを介しているので,こういうのは,ただの邪魔モノ。msconfigを使って,お引取りを願う。
 LIGHTROOMのは,Adobeフォトダウンローダ。プログラム名はapdproxy.exe。msconfigで,これも以前,退治した。

●操作感などf0158244_2122197.jpg
 おおまかな画面の印象は,デジカメソフトによくある,Windowsのエクスプローラのようにハードディスクのツリービューと画像ファイルを2ペインで表示するもので,キヤノンZoomBrowser(MacはImageBrowser)より,さらに画面センスを悪くしたような感じのものとなっている。
 初心者層向けなので,ボタン類が多くて,文字の説明っぽいところも目に付く。洗練度なんて,言葉は,どこにもない。
 項目メニューに「プリント自動補正指示の設定」というのがある。開けてみると「プリント自動補正解除指示(CR)ON/OFF切替ツール」と表示された。きた~!CRタグだぁ(笑
 いや~,こんな感じに,デカデカと,堂々と,CRタグが出てくるソフトを初めて見た。写真愛好家の方々でも,CRタグのことを意識してソフトを使っている人って,どれ程いるのだろうか?初心者向けソフトだというのに,場違いな専門用語である(笑
 逆にみると,初心者向けソフトに不適切な用語(機能?)であるが,CRタグは,結果(この場合はプリント)に大きな影響があるので,付けざるを得なかったのだろう。それぐらい,CRタグは,プリントに影響するものだと思う。それが,他のソフトで,全然,表面に出てこないのは,おかしな話だとも思う。

f0158244_21262776.jpg●画質を調整する
 まずは,F31fd撮影した画像。
 度アンダー(苦笑
 展示会の撮影で,条件が悪いから,仕方ない。
 右の画面キャプチャーは,上から
・自動調整前
・自動調整後
・手動調整を開いたところ
 である。
 衣装が白であることを差し引けば,自動調整(FinePix Viewerでは,こう呼ぶ)は,上出来か。ただ,これでも表情は暗い。
 顔認識(後述)を試みると検出するので,アプリは,人物が写っているのを理解していると思われる。元画像の肩とか,スカートはハイライト側が上がってしまっていて,画全体が暗いわけではないから,自動調整もこの辺りが限界か?
 フロンティアのハイパートーン処理(自動覆焼き/焼込み処理)同様の機能は,ない気配である。

 手動調整のパラメータは,初心者向けソフトだけあって,あまり多くない。
 なお,CRタグが「CR:1」(=プリンタの自動補正を実行しない)になっていると,自動調整は実行できない。その場合は,まずCRタグをCR:1→CR:0(=プリンタの自動補正を行う)へ変更しておく必要がある。逆に言うと,自動調整は,CR:0になっていないと実行できない。
 手動調整は,CR:1でも,処理可能である。

f0158244_21284537.jpg どうやら効果があるので,富士フイルムには悪いけどキヤノン一眼で撮ったものを試させてもらった。(効果確認に適した画像が,一眼でしかないため)
 左が自動調整前,右が自動調整後(ヒストグラム付き)。
 お見事です。文句なしです。
 単に明るさだけを上げているわけではない。自分でPhotoshopを使って元画像を調整してみたが,トーンカーブで明るさを上げただけでは,肌色が抜けてしまう。FinePix Viewerは,色味の補正やコントラストの調整もしているようである。
 衣装の白も,RGB値が,100%までいっている箇所は,ごくわずか。98%とか,その辺りまでしか上げていない。つまりは白トビに至っていない。個人的には上げ過ぎ。95%ぐらいで抑えて欲しいところである。
 ハッキリ言って,当方には,Photoshopで,ここまで,すんなりと補正できないと思いますわ。試行錯誤と時間がかかる筈。それをFinePix Viewerは,ボタン一発でやってのける(苦笑

f0158244_2117561.jpg それではホワイトバランスは,どうなのよ。同じくキヤノン一眼で撮ったものである。フジWebサイトの作例に,似たようなのがあるけれども(笑
 左が自動調整前,右が自動調整後。
 これまた,お見事です。フジの作例は,嘘じゃなかった。
 この画は,RAW+JPEGで撮っていて,自動調整にかけたのはJPEGの方。
 撮影時の照明はタングステン,ホワイトバランスはオートホワイトバランスである。1D MK2のAWBは,この程度までしか追従できない。それをFinePix Viewerは,ちゃんと補正している。厳しい目でみれば,肌色がイマイチかもしれないけど,キヤノンに比べれば全然マシである。見方によっては,タングステンの雰囲気を残しているとも言える(笑)。フロンティアだと,マジでこれをやってますからね。光源がタングステンと推定した場合は,完全に補正しないで,暖色系をやや残すんですわ。
 この画像のRAWデータをキヤノンDPP,RAW Image Taskの自動ホワイトバランスにかけてみたが,カメラ撮影時のAWBにほとんど同じであった。
 JPEGをLIGHTROOMの自動ホワイトバランスで処理してみたが,かなり色温度が下がってしまい,表情が全然冴えない。人物の写真としては,不合格である。
 対してRAWデータをLIGHTROOMの自動ホワイトバランスにかけてみると,良好となった(2850Kと表示された)。タングステンの雰囲気はないが,一連の中では測色的には一番よいのだろう。
 FinePix Viewerは,プロ向けRAW現像ソフトと,JPEG vs RAWで,どっこいの勝負をする(驚

f0158244_21312774.jpg ここまでのは人工光。では自然光では,どうなのか?
 これもキヤノン一眼で,夏場のお昼ごろ,屋外快晴の日陰。露出の状態はアンダー傾向。撮影時はAWB。(と,まぁ,意地悪ばあさんのような作例。笑)
 左が自動調整前,右が自動調整後。
 明るさは,ともかく,色調は,まだ青い?ちょっとモノ足りない印象。と,いうかカメラが1Dなので,JPEGは色が薄いのよね。FinePix Viewerの場合,そういう補正は,あまりしないと思われるので,若干自分で調整すればいいような気がする(FinePix Viewer内なら手動調整で「鮮やかさ」を上げる)。
 フロンティアだと,曇天補正というパラメータもあるぐらいだから,色温度高めは苦手なのかも?

 他にも何枚か試してみたが,ほぼ同じような感じである。JPEG撮りっぱでホワイトバランス補正,明るさ補正をする分には,おおむね良好な結果となる。
 もちろん露出オーバーで白トビを起こしてしまっている場合は,どうにもならない。輝度差が激しい場合は,やはり飛んでしまう場合もある。
 逆光補正も効くが,程度によりけりである。逆光は,はやり撮影時に対処しておかないとダメである。どんなソフトでも,後からパソコンで補正しても限度がある。
 展示会で女の子を撮って,HPに貼るだけならば,FinePix Viewerで十分のような気がしてきた。

 なお,調整を行った後のCRタグは次のようになる。調整後にJPEG/TIFF出力を行ったExifにも,この値は埋め込まれる。
 自動調整:未実施  手動調整:未実施  →OFF(CR:0)
 自動調整:実施   手動調整:未実施  →OFF(CR:0)
 自動調整:未実施  手動調整:実施   →ON(CR:1)
 自動調整:実施   手動調整:実施   →ON(CR:1)

 要するにCRタグを書き換えるのは,手動調整を行った場合だけである。
 この値を見る限りでは,自動調整は,これでフィニッシュと考えていないようだ。自動調整:実施,手動調整:未実施でもCR:0が維持されているということは,プリント段階でさらに自動補正が入ることもあり得るので,そうなっても,二重補正と考えていないと受け取れる。
 それが富士フイルムの考え方であるのは,わかった。ただ,自分としては,こういう時のCRタグの扱いに釈然としないものが残る。というか,スッキリしない。これをみると自動調整は,まだ補正として不充分と考えていると思われるからだ。

f0158244_2134770.jpg●プリント
 このソフトの流れからいけば,パソコンプリンターでの印刷は,全自動モード(エプソンならオートフォトファイン!)である。しかもFinePix ViewerはExif Print対応ソフトである。
 そういうわけで,FinePix Viewer(自動調整)+PX-5500+オートフォトファイン!を試してみた。(PX-5500でオートフォトファイン!ねぇ。笑。屈辱的とも言える組合せであるが,やってみないことには,わからない)
 右の画面キャプチャーは,FinePix Viewerの印刷画面の様子。
 上側は,印刷対象の選択画面。なんか,フロンティアに似ているなぁ(笑
 機能が同じようなものだから,似てしまうのかもしれないけど。
 対象画像の一覧になっていて,その中で印刷する/しないがあって,さらに印刷枚数の指示をする形になっている。このような感じで印刷対象を選択させる画面って,あまり見ないような気もする。この手合いのソフトに精通しているわけではないので,こういうのが一般的なのか?よくわからない。

 下側は,印刷対象の個別画面。画面右下の方に[顔ズーム]というボタンがあって,これを使うと顔認識(フジでは「顔検出」と呼んでいる)をしてくれて,画面に顔の枠が出てくる。それでは,この枠は,何に使うのか?というと,これが謎。何も使う様子がないのである。
 遊び道具としては,なかなか面白い。適当に画像を選んで[顔ズーム]実行。認識したり/しなかったり(笑)。でも,ただそれだけ。カメラでいうとニコン35Ti/28Tiの針を眺めて楽しむ,のと同じようなものか(笑
 [次へ]ボタンでプリンタドライバの設定画面となり,印刷を行う。


 試みた印刷条件は次のとおり。すべてPX-5500,エプソン写真用紙(光沢)
・FinePix Viewer+自動調整→PX-5500+オートフォトファイン!
・FinePix Viewer+自動調整をTIFF出力→Photoshopで印刷(オートフォトファイン!)
・FinePix Viewer+自動調整をTIFF出力→Photoshopで印刷(プロファイル印刷)
 プリンタプロファイルは独自プロファイル。マッチングは相対的。
・FinePix Viewer+自動調整をTIFF出力→Photoshopで印刷(ドライバ補正)
 マニュアル色補正。sRGB,ガンマ2.2,C:0 M:0 Y:-7
・(補正前の)元画像→Photoshopで印刷(プロファイル印刷)
 プリンタプロファイルは独自プロファイル。マッチングは相対的。効果確認用。

f0158244_21374246.jpg FinePix Viverで自動調整したままをアプリ内からオートファインで印刷した場合と一旦TIFF出力後,Photoshopで印刷したものを比較した。
 同じオートファイン使った印刷は,どちらも,ほぼ同じ。この比較をしいてするなら,Photoshopでオートファインを使った方が,ほんのわずかに黄色っぽい。
 Photoshopを使った印刷は,(効果確認用を除いた)3種では,オートファインが,少し明るい。色も少し黄色い。
 Photoshopのプロファイル印刷とドライバ補正では,プロファイル印刷が,若干黄色い。これは,いつものこと。

 (印刷したすべてを見比べると)FinePix Viewer内からの印刷は,少し明るい。色味は,わずかに黄色っぽい。これがFinePix ViewerとPhotoshopの差と判断するしかない。要するに違いは認められる。されど,差は,ほとんどない。
 画の見栄えという点では,1枚だけでみれば気になるほどでないし,普通の人が,パッと見る分には,FinePix Viewer内の印刷の明るさの方が,受けが,いいかもしれない。そういう意味ではオートファインは役目を果している。
 今回のケースで選ぶとすれば,ドライバ補正が一番よかったが,差はわずかである。

 FinePix ViewerはCRタグを明示的にON/OFFに切り替えることが出来る。上記の印刷は,自動調整だけなので,すべてOFF(CR:0)状態で印刷したものである。
 それでは,CRタグをOFF→ON(CR:1)に変更するとPhotoshopの印刷結果は変化するのか?CRタグを変更した印刷結果は次の通り。
・Photoshopで印刷(オートフォトファイン!)
 ON/OFFを比べても,同じように見える
・Photoshopで印刷(ドライバ補正)
 ON/OFFを比べても,同じように見える
・Photoshopで印刷(プロファイル印刷)
 ON/OFFを比べても,同じように見える

 (プリントサンプルの写真は精密な比較するためのものではない。状況イメージの参考写真とお考え頂きたい)

 今回のテストに限れば,CRタグの値は,印刷結果に影響しない。
 これは,Photoshop側がプリンタドライバ側へCRタグの値を引き渡していなければ,こうなって当然だ。プロファイル印刷は,無変換なのだから,そういう処理はないと思われる。
 もう一つ考えられるのは,PhotoshopはドライバへCRタグを送っているが,プリンタドライバがCRタグに限れば無視するケース。これもプロファイル印刷は対象外。
 だが,そもそもPhotoshopはExif情報をプリンタ側へ伝達しようとしているのか?Photoshop CS2のヘルプには明記されていない。Adobe Webサイトにある,Photoshop Elements(EL)のヘルプを見ると,Exif Printに対応しているようなことが書かれている。
 この辺りになると,本家Photoshopと家庭用ELに差があっても,おかしくない。プロユースの本家にとっては,CRタグなんて,どうでもいいことだ。
 ドライバ補正は,ともかく,家庭用の全自動モードであるオートファインで,CRタグのON/OFFによって印刷結果に変化が起きないというのは,変だと思う。CS2でなく,ELだと変化が出るのだろうか?
 Photoshopは画像編集・加工ソフトであり,人間が画像の状態を見ながら処理を行っているのだから,印刷を行うということは,通常「これで良し」とした場合だ。すなわち,補正が済んでいる(もしくは補正はしていないが絵柄として問題ないと確認済み)状態なので,Exif Printだからと言って,プリンタドライバ側で補正をしてしまうと二重補正になってしまう。それなら,アプリもドライバも何もしない方が,いいという考え方もある。
 一連のテストプリントは,よくよく見れば違いはあるが,大枠で見れば,どれも同じようなものである。二重補正になっているとすれば,もっと大きな変化があってもいいような気もする。
 こういうところは,毎度のことながら,どうにもスッキリしないところである。
 デジは,撮影後に画像を変更可能な調整ポイントがたくさんあって,さらにそれが目に見えていたり,ブラックボックスに隠されていたりして,やっかいである。フィルムの頃は,撮影時点でほとんどが決まり,調整は,せいぜいラボだけだったので,わかりやすかったなぁ...

 ところでFinePix ViewerはCRタグを単独で切り替えられるツールとしても使える。
 CRタグを含むExif情報を表示できるソフトはあっても,CRタグを書き換えられるのは,FinePix Viewerしか知らない(SILKYPIXにもあるが,あれはファイル書出しオプションの一部)。
 これはミニラボ機フロンティアでプリントする場合,有用だと思う。

●その他
 自動調整はExifが付いていないと出来ない。
 画像をただのRGBデータとして見ないで,撮影時の状況を加味して補正するということなのだろう。この辺りの挙動は,フロンティアと通じるものがある。

 F31fdには,撮影モードにスタンダードとクロームモード(=ようするにベルビア調になるわけです。笑)とあって,クロームモードで撮影した画像はCRタグがCR:1になっていることが判明。CR:1のままでは自動調整は出来ないので,CR:0に変更する必要がある。
 この件について,富士フイルムへ電話問合せをしたところ「クロームモードとBWモードはCR:1になっている。既に色調を調整してあるのでプリントの際に自動補正は不要」とのことであった。状況はわかったが,カメラJPEGでCR:1としてしまうのは,いかがなものか?Exifの考え方にも反するような気がする。けどCRタグは例外か?
 F31fdに限らず,このように撮影条件・設定によってCR:1にしているカメラはあるようだ(富士フイルム以外を含む)。
 余談であるが,富士フイルムの電話窓口の応対は,たいへん好印象であった。カメラ屋とかフィルム屋とか,そういうところのサービス窓口というのは,しっかりしているなぁ。

 それと,CRタグはパソコンプリンタのExif Printでも使われているかもしれないことを今回初めて認識した。これまで「CRタグ=ミニラボ機専用」と勝手に思い込んでいたが,確かにパソコンプリンタでもExif Printなら使うはずである。ただ,今回のテストでは,効果の程(というか変化の程)は,わからなかった。
 そこで次の疑問が...
 いわゆるドライバ補正って,まさか,CRタグ効いていないよね。今回の実験では影響していないような結果となったけど。
 これまで,ドライバ補正とCRタグとの関係なんて気にもしていなかった。まぁ,プロファイル印刷なら無補正なので,CRタグは意味をなさないのは間違いないと思うけど,ドライバ補正は自信がなくなってきた。う~ん,けど,それを明確に確認するには,どうしたらいいのだ?またエプソンの,あの電話窓口かよ~。もう,あそこは勘弁でござる(爆
 今年のフォトエキスポで,エプソンに教えて貰っと。

●感想
 FinePix Viewerは,合格である。十分使える。
 但し,明らかに人物に重きを置いている。F31fdのようなカメラの第一用途は記念写真と思われるので,これは当然のことだ。風景とか,スナップだと自動調整は,かえってよろしくないかもしれない。現にベルビアモードはCRタグを撮影時に固定して,自動調整が出来ないようしている。

 少し前に,エプソンの自動補正ソフトのテストを行ったが,補正されることは,わかったが,結果は満足のいくものではなかった。エプソンだって,プリンタやスキャナなど画像に関わる処理機器を長年作ってきたメーカーだ。開発や試験,ノウハウの蓄積は十分にあると思うが,似たような目的のソフトの出来は富士フイルムに長がある。

 同じ毛色のソフトとして当方が使えるのにキヤノンZoomBrowser(Macでの名称はImageBrowser)がある。ZoomBrowserにも,JPEGを自動補正する機能があり,上記の画像で試してみたが,ちょっと変わるだけで,FinePix Viewerほどの高い効果を得ることは出来なかった。キヤノンは,完敗という事になる。
 LIGHTROOM内にあるホワイトバランス,諧調自動補正にもかけてみたが,総じてFinePix Viewerの方が好印象に感じられた。
 こういう状況になると,画像ソフトの親玉であるAdobeが有するPhotoshop ELが持っている自動補正等の機能だったら,どうなるのか,興味が出てくる。

 PhotoshopにはPhotoshopなりの分野があって,FinePix Viewerにも使える状況はある。という,当たり前のことのことが,わかった次第。
 PhotoshopもLIGHTROOMも,Adobe製品は特定の撮影分野に偏ることがないので,あんな感じなのだろう。あれだけ人物に特化していればFinePix Viewerが良好な結果を得られるのは当然か?(上記作例は,すべて顔認識をする。FinePix Viewerは人物が写っていると判断している筈)
 FinePix Viewerは,人物写真+自動調整だけのソフトと言ってしまえばそれまでだが,その自動調整が群を抜いている。

 以前からフロンティアの自動補正機能をパソコンソフトにして出して欲しいと思っているのだが,FinePix Viewerは,それに近いものがある。フロンティアは色空間にsYCCを使い,プロファイルはsRGBベースの独自プロファイルなので,パソコン用は無理かと思っていたが,そうでもない感触。
 残念なのは,初心者向けのソフトなので,フロンティアが持っている自動補正機能のすべてを載せていないような感じであること。市場性がどれほどあるのか,わからないが,PhotoshopやLIGHTROOMのブラグインのような形で出してもらうわけには,いかないのか。
 フロンティアのDI用オプションソフトは,業務用価格の値段付けがされていて,一般向けソフトを出すとなると価格の問題や業務ソフトとの整合性があるのだろう。そういうビジネス上の事情は承知した上で,一般販売を期待しているのです。
 今ではRAW撮影が主体になってしまったので,そういう点では,FinePix Viewer自体の出番がないのが,惜しいところである。

モデル
海山真央(第40回東京モーターショー2007)・生島千草(第38回東京モーターショー(2004))・加納のりこ(ikoi撮影会)・青山恵子(ミッテル撮影会)
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by rainbow-5 | 2008-03-16 21:49 | 撮影実験 | Comments(2)
Commented by poko at 2008-07-14 23:47 x
ttp://www.e-frontier.co.jp/prop 試して見てください
Commented by rainbow-5 at 2008-07-15 23:25
コメントありがとうございます。
デジカメ プロフェッショナル・プリント2 for Windowsでよろしいのでしょうか。
近々,確認してみます。



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