Epson Print Plug-In for Photoshop
 やっぱり,ただの設定ツールだけとのこと。色合いなどが,従来の印刷と変わるわけじゃない。

 前も書きましたが,Epson Print Plug-In for Photoshopは,フォトエキスポ直前に発表になったエプソンのソフトで,エプソンのWebサイトより無償で入手することが出来ます(要会員登録。機器の製造番号必要)。
 先のフォトエキスポでエプソンの説明員に話を聞いたところ,次のようなモノであることがわかりました。



・アマの初心者(Photoshopで印刷することの初心者)を想定している
・1つ目の機能は,レイアウト調整。
・2つ目の機能は,印刷関係の設定パラメータの一元管理(=操作の簡略化)
・Photoshop+インクジェットプリンタの印刷では,何ステップかのパラメータ設定が必要で,その設定で間違いをやってしまうとミスプリになる。本ソフトなら1ステップでパラメータ設定が出来るので,ミスプリ防止になる。
・本ソフトはレイアウト調整とミスプリ防止が目的なので,プリント品質は,従来通りである。
・(レイアウト機能で)Photoshopを使って,自分で合成によるレイアウトが出来る人なら,本ソフトは無用。
・プロユース的には,レイアウト機能で,コンタクトシート風に作れるので,使えるかもしれない。
・(パラメータ設定で)従来の印刷設定で問題がない人は,本ソフトは不要。

 これらはエプソンブースの説明員から聞いた話です。今回エプソンブースでは,本ソフトのセミナーがありましたが,それは聴いていません。
 ここ↓にエプソンによる説明があります。
http://www.epson.jp/products/printer/inkjet/colorio/printtechnic/11/1-1.htm
 フォトエキスポのエプソンブースでの説明通りならば,ここ↑に書いてあるのは,かなりの誇張,著しく誤解を与えると思います。
 その件について,説明員に尋ねたところ「そのHPは,まだ見ていません」と逃げられてしまいました。HPは公開されて1週間も経っていないので「まだ見ていない」のは本当かもしれませんが,客はHPを見て展示会に来ているのですから「見ていない」のは不勉強だと感じました。
 まぁ「見ていない」と言っておけば,知っていても「見ていない」のですから,それ以上,追求しても仕方ないことになるわけでして...

 さて,そのエプソンWebサイトにある本ソフトの説明ですが,突っ込みどころ満載(笑
 各ページごとに見受けられる表現上の問題をあげても,キリがないので,ここでは,誇張・誤解の大きなところ,説明が不十分なところを上げておきます。

http://www.epson.jp/products/printer/inkjet/colorio/printtechnic/11/3-1.htm
・ダイレクトマネジメント
 いわゆるドライバ補正のことです。
 画像はAdobe RGBであることが前提。sRGBの場合は,AdobeRGBに相当するような変換を自動で本ソフトが行うので印刷は出来る。本来性能を発揮するにはAdobeRGBが望ましいと説明員は話しておりました。

http://www.epson.jp/products/printer/inkjet/colorio/printtechnic/11/4-1.htm
> EPSON Print Plug-In+EPSON CMM
> EPSON Print Plug-In+Adobe CMM
> Photoshopから直接プリント
> のいずれも、ほとんど見分けはつかないと思いますが……。

 説明員が言うには,差は出る。ただ,その差をどう見るのか?ユーザーによって開きがあるので,複数の方法を設けている。差がないなら,出さない。出す意味がない。

http://www.epson.jp/products/printer/inkjet/colorio/printtechnic/11/4-2.htm
> Epson Print Plug-Inがプリンタの性能を押し上げる
 本ソフトが直接「プリンタが持っている本来性能を変えることは一切ない」とのことでした。

> 今まで「思い通りにプリントできない」とあきらめていた方
 説明員が言うには,(アマの場合)印刷パラメータの設定を間違って,不適切な印刷を行い「印刷が変だ」「プリンタがおかしい」と言っているのが大半なので,本ソフトを使えば,パラメータ設定の誤りを防止して,プリンタ本来の色合いで印刷することが出来,結果的に綺麗なプリントを作ることが出来る。とのこと。
 この件は,当方がエプソンインフォメーションセンターに電話問合せをした際にも感じたこと。インフォメーションセンターのオペレーター氏は,操作の間違いを疑ってばかりで,こちらの言うことに耳をかそうとしないもんね(苦笑

 エプソンWebサイトで紹介されていますが,エプソンにはImaging Work Shopという販売されているRAW現像ソフトがあって,本ソフトは,この現像ソフトの印刷機能だけを取り出して,Photoshopプラグインにしたものです。AdobeRGBが前提になっているのは,そういう背景のためだと思います。
 説明員は「今は,AdobeRGBが普通なので,AdobeRGB前提で問題があるとは思っていない」と嘘ぶいたことを言ってました。ちゅーことは,今どきsRGBを使っているアタシは,大ボケなのか?(笑
 毎度のことなのですが,エプソンのこういうところの対応というか,態度というか,ワザとらしいことを,しゃーしゃーと言ってのけるのは,ある意味,感服致します(苦笑

 このクラスのプリンタの場合「思い通りにプリントできない」→パソコンプリンタの印刷で困っている人,迷っている人が多いことをエプソン自身もわかっているということなのでしょうかね。
 当方の周りでも,そういう傾向はあります。いじり倒していたり,プロ写真家の真似っこだったり(笑
 そういう視点に立てば,オペレーションをわかりやすくして,設定ミスを防止→綺麗なプリントの出力というのは,わかるような気がします。
 要するに手段と目的になると思うのですが,建前・実態・本音が入り混じって,こんなことになってしまったのでしょう。エプソンWebサイトにある説明はセールストーク一本槍で,ソフトの実のところは,あれでは見えてきません。

 状況はわかったので,あとは実物を試してみることなのですが,そういうソフトならば,別に試さなくても,いいような気になってきました。
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by rainbow-5 | 2008-03-24 22:43 | 機材・道具 | Comments(0)


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